Themeカーラッピングの基礎知識Q&A|費用・施工期間・車検・違法性まで網羅解説

皆さんおはようございます。いつも車に貼っているものです。
新生活がスタートしたと思いきや、桜も散って強い日差しと急な雨に翻弄される時期になってしまいました。スタッフ一同、体調と天候に気を配りながらの毎日が続いていますが、皆さんの体調はいかがでしょうか?
さて、今回は趣向を変えて、ネットの海から見つけてきたカーラッピングに関するよくある質問に、Q&A形式で答えてみたいと思います。例によってこれまでのコラムの内容と重複する部分もあるかと思いますが、何卒ご容赦ください。
Q:カーラッピングにかかる費用は?
一概にカーラッピングといっても様々な形があるため、貼り付けたいデザインや施工期間、材料の種類によっても価格が大きく異なります。
例えばルーフだけ、ボンネットだけ、ミラーだけ、などといったパーツごとのラッピングと、フルラッピングとでは大きく価格差が出てきますし、表現したい色や質感、イラストなどを取り入れたデザインによっても適切な材料を選ぶ必要も出てきます。
弊社では、まずお客様がどんなラッピングを施工したいか(どんな色に変えたいのか、どの箇所のカラーチェンジを行いたいのか…等)の要望を吸い上げ、そこから最適な材料、施工方法、コストなどを提示していきますので、お気軽に弊社までお問い合わせください。詳しい金額については、前回のコラム「愛車を手軽にイメチェン!カーラッピングの種類と選び方」にて紹介していますので、そちらも参考にしてみてくださいね。
Q:車のラッピングと塗装、どちらが安いですか?
ラッピングにしても塗装にしても、車種や施工箇所、使用する材料によって価格が変動します。
私たちの感覚では、全塗装の場合とラッピングの場合とでは、ラッピングの方が価格が高くなる傾向があるように感じています。塗装の場合、ラッピングよりも長期間色や外観を保てるメリットがありますが、完成までに時間がかかったり、後々車の査定額に影響する可能性もあります。ラッピング施工の場合、好みの色にカラーチェンジができる、ユーザーの個性を押し出した好みのデザインにできるといったメリットに加え、車本来の価値を損なうことなく施工できる、補修やメンテナンスが比較的容易、塗装に比べより短期間での施工が可能…など、塗装には無いメリットや魅力があります。より自由に車のカラーチェンジを実現できるカーラッピングを、ぜひご検討ください。
弊社では、パーツのワンポイントからフルラッピングまで、お客様のご要望に合わせて最適なカラーチェンジをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
Q:カーラッピングの施工期間は?
こちらも車のどの箇所にどのようなデザインでラッピングをしていくかによって大きく変動します。比較的小さな箇所にワンポイント、ラッピングを入れる程度であれば1日程度で済みますが、より多くの箇所を貼る場合は1週間以上かかることもあります。弊社では見積もりの際に、どのくらいの期間がかかるかを事前にご説明した上で施工しております。
Q:フルラッピングとは何ですか?
部分的なパーツにラッピングするのとは異なり、車の本来の色を丸ごと違う色に変更できるのがフルラッピングです。例えば黒い車体だったのが施工後は真っ白になったり、純正の塗装ラインナップには無い色にしたり、塗装では出せない表面の質感や立体感を出したり…なんてことも可能です。弊社では3Mのフィルムを始め、多種多様なフィルムを取り扱っていますので、幅広くお客様のご要望にお応えすることができます。どんなデザインにしてみたいかのアイデアを、ぜひお気軽にお問い合わせいただければと思います。
Q:カーラッピングは車検に通りますか?
基本的に施工した状態で車検に通すことが可能です。弊社で行うラッピングの施工では、基本的に車検に通らないような改造にあたる作業は行いません。
Q:車のラッピングは違法ですか?
…これが違法扱いされてしまうと弊社が立ち行かなくなるので勘弁してください。
基本的に色やデザインをラッピングによって変えることそのものに違法性はありません。ですがもちろん、違法改造車とみなされたり、道路運送車両法などの法令に違反するような施工(フロントガラスを覆う、ナンバープレートが隠れるなど)、あるいは著作権や肖像権にかかわるイラスト、写真の類を無断でラッピングで貼り付けるなどした場合は、法令違反とみなされる場合もあります。何事もルールを守ることが大事ですね。
弊社では法令順守はもちろん、車検に通しても問題のない範囲での施工をご提案させていただきますので、その点はご安心ください。
Q:カーラッピングは何年ぐらい持ちますか?
カーラッピングで使用されるフィルムはデリケートな素材でもあります。施工した車がどのような状況下で保管・整備されていたかによってもフィルムの耐久性に影響が出てきます。前回のコラムでもお伝えしましたが、例えば3Mのフィルムで施工したものであれば、地面に対して垂直な面であれば3年、地面に対して水平、直射日光を直に受けやすい面であれば1.5年程度だと言われています。その他の外的要因が多くある場合はさらに短い期間で劣化が進む場合もあります。カーラッピングの大きな魅力の一つである「車本来の価値を守る」という点にも直結するところでもあるので、ラッピングした車はぜひ丁寧に扱っていただき、長くきれいな状態を保っていただければと思います。
弊社にはスリーエム社のラッピング技術認定を受けた技術者が在籍しており、その高い技術とクオリティでの施工によって、より長くきれいな状態を維持できるラッピングが可能です。弊社HPの「選ばれる理由」のページにも記載していますので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
Q:カーラッピングを剥がす料金はいくらですか?
こちらも車の使用状況やフィルムの劣化具合によって大きく変動するので、一概に値段を示すことが難しいところです。弊社では、自社で貼りつけたステッカーのみ剥離させていただきます。いつ貼ったのか、どんな材料を使っているのかがわからない状況下での剥離は「車の価値を守る」という観点においてリスクが高くなってしまうためです。剥離を検討される場合も、一度弊社にご連絡いただき、実際の車の状態を確認させていただいてから見積もりをさせていただいています。
Q:ラッピングの水貼りのデメリットは?
水貼り、つまりフィルムの糊面に水などの施工液を吹き付けた状態で施工するやり方ももちろんあります。ですが、すべてのフィルムに水貼りが適用できるわけではありません。
例えばフルラッピングなどの施工に向いているフィルムには、往々にして糊面に空気を排出するための細かな溝が切ってあります。この機構によって空気だまりを防ぎ、より施工がしやすくなったりするわけですが、この溝に水が入り込むと、その溝に水がとどまり続けてしまうため、貼りつきが悪くなったり、表面の見栄えが悪くなったりする場合があります。逆に切文字やカッティングによるステッカー制作に向いているシートであれば水貼りも可能ですが、柔軟性や再剥離性の観点からラッピングにはあまり適さないフィルムがある場合もあります。カーラッピングの持つ魅力や特性を活かす意味でも、水貼りの必要のないラッピング用のフィルムを使った施工をお勧めします。
弊社では現時点ではカーラッピングではドライの状態で貼るフィルムを使って施工しております。どんな色や質感にしてみたいか、それを実現する最適な形でのご提案ができますので、気になる方は弊社までお気軽にお問い合わせ下さい。
まとめ
という感じで、カーラッピングに関連してよくある質問をピックアップしてお答えしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
もし「こんな疑問があるのだけど…」という声がありましたら、弊社ホームページのお問い合わせフォームからぜひお送りください。もちろんステッカー制作やカーラッピングの依頼も大歓迎です。その際にはコラムを見たと一言添えていただければ筆者が大変喜びます。
それでは今回はこのあたりで。