Theme社用車・トラックを「走る広告」に|ロゴの入れ方・デザイン・貼る位置を施工店が解説
この記事のポイント
- 社用車やトラックは、走っているだけで会社を知ってもらえる「動く広告塔」になります
- ステッカー/部分ラッピング/フルラッピング/マグネットは、目的と使い方で選び分けます
- 効くかどうかは「情報を絞る」「遠くから読める大きさ」「車体色とのコントラスト」「貼る位置」で決まります
皆さんこんにちは。いつも車に貼っているものです。お盆が明けても広島はまだまだ暑く、現場スタッフも空調服が手放せない日々が続いています。
さて、街を走っていると、社名やロゴの入った営業車やトラックをよく見かけます。信号待ちで前の車のリアゲートに書かれた会社名を、なんとなく覚えていた。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
今回お話しするのは「社用車にロゴを入れるかどうか」ではなく、「入れるなら、どう設計するか」です。同じ1台でも、情報の入れ方と貼る位置で見られ方はずいぶん変わります。
社用車に社名・ロゴを入れると、何が起きるのか
結論から言うと、社用車やトラックは毎日走っているだけで多くの方の目に触れる「動く広告塔」になります。ただし、貼れば必ず問い合わせが増えるという単純な話ではありません。読んでもらえる設計があってはじめて、広告として働き始めます。
看板と違い、見てほしい人のところへ動いていける
接触する人数はエリアや走行距離で変わるため、一概に何人へ届くとは申し上げられません。ただ、たとえば1日に50kmほど走る営業車であれば、年間ではおよそ1万km。取引先の駐車場、幹線道路、市街地の信号待ちと、その道中すべてが掲出面になっていると考えると、かなりの回数、人の視界に入っていることがわかります。広島市内から呉や東広島へ日常的に足を運ばれる会社さんなら、なおさらです。
1年あたりで考えるとコスト感が変わる
屋外広告や広告枠は掲載期間ごとに費用が発生しますが、車両への施工は初期費用が中心で、その後のランニングコストが小さいのが特徴です。ラッピングフィルムの耐用年数は、適切に扱っていただければおおむね3〜5年が目安ですので、施工費をその年数で割ってみると、1年あたりの負担感はかなり変わってきます。ただし金額は面積・車種・フィルムの種類で幅が出ますので、あくまで考え方としてお受け取りください。また、貼り付け箇所や保管状況によって年数が大きく減少する可能性もあります。
認知だけでなく「信頼感」にも効く
見落とされがちなのが信頼感です。社名の入った車は、どこの誰が来ているのかが一目でわかります。お客様の敷地や住宅街に停める機会が多い業種ほど、この安心感は効いてきます。
【比較】ステッカー/部分ラッピング/フルラッピング/マグネットの選び分け
| 方法 | 費用の目安感 | 向いているケース | 注意したい点 |
|---|---|---|---|
| カッティングステッカー(切り文字) | 抑えやすい | 社名・電話番号・ロゴだけを入れたい | 写真や複雑なグラデーションの表現には向かない |
| 部分ラッピング | 中くらい | ドアやリアだけを目立たせたい | 貼る面の選び方で印象が大きく変わる |
| フルラッピング | 高め | 車体全体をデザイン面として使いたい | 工程が増えるため納期に余裕を |
| マグネットシート | 抑えやすい | つけ外しをしたい/短期間だけ使いたい | 走行時の脱落や、下地の傷み・色ムラに注意 |
ひとくちに車へ社名を入れるといっても、方法はいくつかあります。どれが良い悪いではなく、目的と使い方で選び分けるのが基本です。
マグネットが向くケース・向かないケース
必要なときだけ取り付けられるのが利点で、リース車や期間限定の用途には向いています。一方、貼りっぱなしにすると内側に砂や水分が入り込み、塗装面の傷みや色ムラの原因になります。定期的に外して清掃していただくのが安心です。
【設計】反応が変わるデザイン5つのポイント
走っている車のデザインは、じっくり読んでもらえるものではありません。すれ違いざまの数秒、信号待ちの十数秒で伝わるかどうかが勝負になります。
ポイント1:情報を詰め込まない
社名・事業内容・電話番号・URL・QRコードを同じ大きさで並べると、どれも読まれないまま通り過ぎられます。「一番覚えて帰ってほしいものは何か」を1つだけ決めて、それを主役にすることをおすすめします。
ポイント2:遠くから読める大きさにする
ひとつの目安として、文字の高さ1cmにつきおよそ3m先から読める、という考え方があります。高さ10cmの文字なら30mほど手前から、20cmなら60mほど手前から読める計算です。ドアに社名を入れる場合は、高さ15〜20cm程度が一つの基準になります。
とはいえ、画面上での確認は実車での見え方との差に気づきにくいものです。デザイン案を紙に出力して少し離れた場所から見てみると、読めるかどうかの判断はかなりつきます。
ポイント3:配色は車体色とのコントラストで決まる
白い車体に淡い色を乗せると輪郭がぼやけ、濃い車体に濃い色を乗せると沈んで見えます。デザイン単体では良く見えても、車体色と合わせた瞬間に読みにくくなることは珍しくありません。
ポイント4:電話番号やQRコードは「止まっているとき」に効く場所へ
走行中の車のQRコードは、まず読み取れません。駐車しているときに見てもらう情報と割り切り、ドアの下部や、後方から見えるリア面に配置すると効いてきます。
ポイント5:車種やボディの形に合わせる
車体は平らな板ではありません。ドアハンドル、給油口、リベット、荷台の骨組みなど、凹凸や可動する部分があります。ここに文字やロゴの中心がかかると、仕上がりが崩れたり剥がれの原因になったりしますので、デザインを作られる前にご相談いただけると手戻りが減らせます。
【位置】どこに貼ると見られるのか
| 貼る面 | 主に見ているのは | 向いている情報 |
|---|---|---|
| 側面(ドア・荷台側面) | 歩行者、対向車、並走する車 | 社名・ロゴ・事業内容など、覚えてほしい情報 |
| 後面(リアゲート・あおり) | 後続車のドライバー(信号待ちで最も読まれる) | 電話番号・URL・QRコードなど、行動につながる情報 |
| 前面(ボンネットなど) | 対向車、ミラー越しの前走車 | ロゴマークなど、一目で分かる要素 |
貼る場所によって、見てくれる相手が変わります。目的に合わせて優先順位をつけましょう。
避けたほうがよい位置もあります
窓ガラス、灯火類、ナンバープレートの周辺は保安基準に関わる可能性がありますので、事前に確認したうえで進めるのが安全です。また、可動部や排気まわりなど動きや熱の影響を受ける場所は、フィルムの端が浮きやすくなります。
【費用と実務】何で金額が変わるのか、複数台のときはどう進めるか
費用を左右する4つの要素
金額は、施工する面積、車種と形状、フィルムの種類と色数、デザイン制作の要否で変わります。お問い合わせの際に、車種・台数・入れたい内容・ご希望の時期をお伝えいただけると話が早く進みます。
複数台(フリート)の進め方
まずデザインを確定させ、1台目で実際の仕上がりを確認していただいてから残りを進める流れが安心です。稼働に支障が出ないよう、台数を分けて順番に進めるご相談もお受けしています。
広告宣伝費として扱えるのか
会計上の扱いは金額や内容によって処理が変わる場合がありますので、顧問の税理士さんにご確認いただくのが確実です。
よくある質問(Q&A)
- リース車や、下取りに出す予定の車でも貼れますか?
- 車検は通りますか?
- 何台からお願いできますか?納期はどのくらいですか?
- デザインのデータは、こちらで用意する必要がありますか?
- 社名を入れると、運転マナーが目立ってしまいませんか?
デザインや貼る位置で迷われたときは、施工する会社に早めに相談していただくのが確実です。弊社でも、こうしたご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
以上、社用車・トラックへのロゴやラッピングについてお話ししてきました。選び方は目的次第、デザインは情報を絞って大きく、配色は車体色とのコントラストで、貼る位置は見てほしい相手で決める。貼ってから考えるのではなく、設計の段階でどれだけ決めておけるかが仕上がりを左右します。
弊社ではカッティングステッカーから部分ラッピング、フルラッピングまで、1台から複数台まで対応しております。専用の施工スタジオと施工実績がありますので、車種や形状に合わせたご提案が可能です。「うちの車だとどのくらいかかるのか」といった段階のご相談でも構いませんので、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。
それでは、今回はこの辺りで。
